販売員をやらせるSESのカラクリ|IT業界との評価構造と企業の本音

販売員をやらせるSES企業の仕組みを、IT業界との評価構造と収益モデルから解説します。

「ITエンジニア募集」と書かれているのに、 実際は販売員や営業に配属されるケースがあります。

この問題の本質は、 評価構造の違いと企業側の利益構造にあります。

目次

1. IT業界は未経験の評価が低い

ITエンジニアはスキルで評価される仕事です。

未経験者は

ため、 低い評価からスタートするのが前提になります。

つまりITは 時間をかけて価値を上げていく仕事です。

2. 販売はすぐに売上が立つ

販売は配属された時点で 一人前として扱われやすい仕事です。

そのため すぐに売上を作る人材になるという特徴があります。

3. 悪質企業が販売職に配属する理由

ここが重要です。

悪質企業にとっては

という違いがあります。

その結果、

ITに移すより販売を続けてもらった方が利益になりやすい

という判断になります。

さらに一部の企業では

最初からITに移す前提ではなく、販売を継続させることが事実上の目的になっている

ケースもあります。

未経験者においては利益率の良い販売員に回すことで比較的高い給与設定が出来るので 求職者を呼び込みやすくなり、広告を沢山出せるのでさらに呼び込むという悪循環が 常態化して問題になっています。

4. 将来の収入差と時間軸

ITエンジニアは

ため、 長期的には高くなりやすい仕事です。

一方で販売は

という特徴があります。

つまり

販売は「最初から稼げる」、ITは「後から伸びる」

という違いがあります。

5. 実際に起きている問題

販売に配属された人の多くは

ため、

何年経ってもITエンジニアに移れないケースがほとんど

です。

結果として

最初の配属がそのままキャリアになる

という状態になります。

6. よくある言い訳とその実態

販売配属について企業側は、次のように説明することが多いです。

「まずは研修として現場を経験」

一見もっともらしいですが、

販売業務はITエンジニアのスキルにはほとんど直結しません

プログラミングや設計とは無関係なため、 いくら続けても開発スキルは身につかないのが現実です。

つまりこれは 研修ではなく、単なる別職種の業務です。

「ステップアップのため」

「まずは販売→その後エンジニアへ」という説明もよくあります。

しかし実際には

ケースが多く、

ステップアップのルートが用意されていないことがほとんど

です。

「コミュニケーション力が身につく」

確かに接客でコミュニケーション力は上がりますが、

ITエンジニアに必要なのは技術力が前提

です。

技術がない状態では、 コミュニケーション力だけでは評価されません。

「未経験だから仕方ない」

未経験であることを理由に販売配属を正当化するケースもあります。

しかし本来、

未経験でも開発に関わる仕事からスタートできる企業は存在します

そのためこれは 企業側の都合による配置である可能性が高いと言えます。

結論

これらの説明に共通しているのは

「将来ITに行ける可能性」を示すだけで、保証はしていない

という点です。

そして実態としては

販売として稼働し続けてもらうことが前提になっているケースも多い

ため、 言葉だけで判断するのは危険です。

まとめ

未経験でIT業界を目指す場合は、 最初の配属内容を必ず確認することが重要です。

シーキングベストウェイの考え方

シーキングベストウェイは、 販売員や営業を行わせるなど、実態と異なる採用を問題視しています。

ITエンジニアとして応募したにもかかわらず、 実際にはIT業務に携われない状況は、 求職者のキャリアにとって大きな損失になると考えています。

当社では、 ITエンジニアとしての業務に従事できる環境であることを前提に採用を行っています。

また、このような情報を発信することで、 同様のケースによるミスマッチや被害が少しでも減ること を 願っています。

当社のITエンジニア求人ページもご覧ください。